白髪を抜くと増えるのは本当?
前回は、白髪と薄毛の関係を調べてみました。
引き続き、白髪のトピックです。
鏡を見ながら髪をとかしていると、白い毛が一本……。とくに若い世代にとって、白髪の発見は、年齢や老いを感じ、少なからずショックを受けるということもありますよね。
ある程度年齢が進めば、1本や2本の白髪は気にならなくなるものですが、本数が少ないうちは、過剰に意識してしまうものです。
みなさんは、白髪を見つけたとき、どうしていますか?「白髪は抜くと増える」なんてことも言われますが、実際はどうなのでしょうか?
「白髪は抜くと増える」というウワサの真相
実は白髪は抜いても増えることはありません。そもそも、白髪が生える原因は、メラニン色素をつくる働きが衰えです。髪の毛に色をつける、メラニン色素が供給されなくなれば髪の毛に色がつかないため、白いまま生えてくるというのが白髪のメカニズム。抜くことで増えることには繋がりません。
ならば全部抜いてしまえと思うかもしれませんが、毛を抜くという行為には別のリスクが伴います。
毛を抜くことで、毛穴周辺の皮膚や毛細血管に傷がつき、毛嚢炎など、頭皮の炎症を起こす可能性があります。また、髪の毛を作り出している毛母細胞が、毛を抜くことでダメージを受け、髪の毛が生えてこなくなることもあるのです。つまり、白髪を抜く行為は、白髪を増やす以前に、髪そのものを薄くしてしまうというリスクに繋がっていたのです。
白髪を抜くとダメな理由
白髪を抜くことはおすすめできません。
おすすめできない理由として、
・毛根、頭皮に負担がかかる
・まわりの髪の毛にも負担がかかる
・抜き続けているとそのうち白髪さえ生えてこなくなる
この3点の理由があげられます。
通常、1つの毛穴からは2~3本の髪の毛が生えています。
この3本の中の1本が白髪だとして、この1本を無理に抜いてしまうと、抜いた衝撃で残りの毛にもかなりの負担がかかってしまいます。
毛を無理やり抜くということは頭皮にも傷をつけ、
雑菌が入り込みかゆみや毛嚢炎を引き起こす可能性もあります。
また抜いたことで再び新しい白髪が生えてきたときに、
伸びかけで短い白髪はまっすぐピンっと立ってしまい非常に目立ちます。
白髪を何度も何度も抜いていると、
毛根の中にある髪の毛の成長の要となる毛乳頭という部分が傷ついてしまう可能性があります。
この毛入頭が破壊されたり傷ついてしまうと白髪さえ生えてこなくなり、毛髪の量が少なくなってしまいます。
突然メラニン色素の働きが正常に戻り、
途中からまた黒髪が生えてくるいうこともあるので、
白髪はそのまま置いておかれた方が良いでしょう。
白髪の対処法
白髪って目立ちますよね。
しかも、たった数本で年を取ったような気になるし、回りからは「苦労してるのねえ…」なんて冗談で言われて、ちょっと傷つくこともありますね。
でも、そこでストレスを溜めては更なる白髪の原因になります。
髪の分け目を変えることで隠せることもありますから、髪型を色々工夫してみてください。
その時、できればパーマは避けましょう。
パーマ液は非常に強い薬剤なので、毛穴の奥まで浸透し細胞にダメージを与えます。
①まだ白髪の本数が少ないのなら、ハサミで切る
でもやっぱり気になる…ということなら、ハサミで切ってしまいましょう。
ただし、これはできるだけ他の人にやってもらってください。
特に後ろの毛の場合、引っ張っているうちに途中で切れて枝毛の原因になりやすいですし、根元からカットするのが難しいからです。
切り方は、ハサミを使い髪に対して直角になるようにすると、枝毛になりにくくなります。
安い市販のスキばさみやカッターは髪の断面をデコボコにしてしまうのでNGです。
②ハサミによる処理では追いつかないのなら、白髪染め
白髪の本数がかなりある時やまとまって生えている場合は、染めることをお勧めします。
染めるといっても、できるだけヘアダイ(ヘアカラー)ではなく、カラーリング(ヘアマニキュア)にしましょう。
ヘアダイは一度染めればその部分はずっと色が抜けないという利点がありますが、酸化染料を使用しているため、髪が非常に傷みやすくなります。
「酸化染料」は酸という文字がついていますが、ヘアダイは強いアルカリ性で、キューティクルを開かせて薬剤を浸透させる作用があります。
しかし健康な髪は弱酸性のため、アルカリの薬剤のせいでキューティクルが剥がれ落ちて髪がパサパサになってしまうのです。
最後に
やはり一番大事なのは、白髪の発生に大きな影響を及ぼす生活習慣の改善です。
食生活、生活習慣、運動、ストレスなどを見直しましょう。
白髪があったら抜くのはやめて、薄毛の方はさらに薄毛対策を始めましょう。
低出力レーザー育毛機ヘアマックスは、この頭皮の地肌力を高め、発毛効果があります。
週に3回頭皮にレーザーを当てることで、身体にあるミトコンドリアという細胞の中の器官を活性化させ、 ATP(アデノシン3リン酸)という細胞の成長に必要不可欠な栄養分を作り出すパワーがあります。
つまり、頭皮に低出力レーザーを照射して大量のATPを作り出し、毛のもととなる細胞(毛母細胞)を活性化させれば、髪の毛が生えてくると言うわけです。
是非、ヘアマックスを普段の生活に導入して、頭皮の地肌力を高め、薄毛対策をしませんか?