温泉には薄毛改善の効果があるの?
大地よりの贈り物「温泉」。
温泉大国・にっぽんには、名湯・秘湯・珍湯が全国に存在しますよね。
そして、温泉場に必ず明示されている「効能」です。
温泉の効能は泉質によって、実に多様に分類することができます。例えば、神経痛、筋肉痛、関節痛、打ち身、慢性消化器病、痔、冷え性、疲労回復、慢性皮ふ病、切り傷、やけど……といった症状の改善に効果があるとされているほか、飲用すると糖尿病や痛風、胃腸病や肝臓病の軽減に効果的という温泉も。
果たして、温泉は薄毛改善の効果があるのかと疑問になりました。
今回は、温泉と薄毛の関係について見ていきましょう。
毛細血管を広げる温泉
育毛剤の多くは、血管拡張剤が使われています。
すなわち頭皮の毛細血管を拡張させて、血行を良くすることにより、髪の毛の成長を促進させるのです。
温泉でも、毛細血管を拡張させる働きがある泉質の温泉もあります。
毛細血管を広げる効果がある泉質は「炭酸泉」と「硫黄泉」です。
①炭酸泉
炭酸泉は文字通り「炭酸ガス(二酸化炭素)を含んだ温泉」です。
「泡の湯」とも呼ばれ、入浴すると小さな気泡が体に付着します。
実は《炭酸泉》、全部で10種類ある泉質の中でも、なんと唯一「科学的に血管拡張効果が認められている」温泉なのです。
●皮膚から二酸化炭素が吸収される
●体が酸素を欲しがる
●二酸化炭素を外に出そうと、毛細血管が拡張する
温泉につかるときは、「お湯で濡らしたタオルを頭にのせましょう」。よく見る光景ですが、温熱効果で、頭皮の血管の開きが良くなります。
②硫黄泉
炭酸泉に次ぐ育毛の湯が《硫黄泉》。
読んで字のごとく「硫黄が含まれた温泉」で酸性のお湯です。
ゆで卵のようなニオイで、温泉好きにとっては「これぞ温泉!」という芳香ですよね。
炭酸泉のような科学的根拠は見つかっていませんが、皮膚への浸透が高く、血管拡張作用に優れていると言われます。
この酸性のお湯がカギです。
温泉の効能には、IGF-1が重要?!
「IGF-I」とは「Insulin-like Growth Factor-I」を短縮した呼び名で、日本語では「インスリン様成長因子」という意味になります。これは、人間一人ひとりの身体の中に存在するものです。
筋肉、骨、皮膚、神経、内臓のほか、唾液などにも含まれているアミノ酸の結合体なのです。
温泉の各効能は、「温泉によりIGF-1を増やす効果」によってもたらされている可能性があり、頭皮でIGF-1を増やすことができれば、高い確率で毛母細胞が活性化し、髪の毛の成長を促進することができます。
酸性の温泉に浸かるとIGF-1が増えることが実験で実証されています。
中性温泉でもIGF-1は上昇することが確認されていますが、やはり理想的なのはpH値が低く、酸性度数が高い温泉です。
温泉の種類
温泉といっても、その種類はさまざま。水素イオン濃度(pH=ペーハー)で見ると、以下のように分類されます。
酸性泉……pH3未満
弱酸性泉……pH3~6未満
中性泉……pH6~7.5未満
弱アルカリ性泉……pH7.5~8.5未満
アルカリ性泉……pH8.5以上
お家のお風呂でも大丈夫?
IGF-1に限らず、温泉の効能は長期間通うか、一定期間滞在することで発現する可能性が大きくなります。
とは言え、温泉地住まいでもなければ、毎日温泉に通うというのも無理な話ですよね。
それでもまったく入らないよりは、2~3日でも酸性湯に浸かったほうが、はるかにIGF-1増やしが期待できるのは確かです。
「忙しくて温泉に行く暇なんてない」という方は、ご自宅でプチ酸性温泉浴を楽しんでみてはいかがでしょう。市販されている酸性泉として名高い温泉の湯の華や入浴剤などを購入し、それを浴槽にたっぷり張ったお湯に入れて楽しむのです。
最後に
段々、寒くなってきましたので、温泉に行こうと計画を立てている方は、できれば炭酸泉、あるいは硫黄泉(酸性泉)に行くことをお勧めします。
行けそうにない方は、ご自宅で、シャワーではなく、じっくりのんびり入浴を楽しむように心がけてください。
そして、薄毛対策も同時進行していきましょう。
低出力レーザー育毛機ヘアマックスは、この頭皮の地肌力を高め、発毛効果があります。
週に3回頭皮にレーザーを当てることで、身体にあるミトコンドリアという細胞の中の器官を活性化させ、 ATP(アデノシン3リン酸)という細胞の成長に必要不可欠な栄養分を作り出すパワーがあります。
つまり、頭皮に低出力レーザーを照射して大量のATPを作り出し、毛のもととなる細胞(毛母細胞)を活性化させれば、髪の毛が生えてくると言うわけです。
是非、ヘアマックスを普段の生活に導入して、頭皮の地肌力を高め、薄毛対策をしませんか?